< 倉敷チボリ公園 >
 Photo by T.Takahashi 
 JR倉敷駅南側には古い町並みで知られている倉敷美観地区があり、線路をはさんで北口には「倉敷チボリ公園」がありました。

ここは1997年、旧倉敷紡績工場跡地に開園されたテーマパークで童話作家アンデルセンが頻繁に訪れた事でも知られる、デンマークの「チボリ公園」をモデルにしたものです。駅北口にある時計塔がすでにアンデルセンの世界へと誘い、花と緑に囲まれた園内そして特色ある噴水が目に入ってきます。

とりわけ1843年当時のコペンハーゲンの街並みを再現したオールドコペンハーゲンは、さまざまなショップやレストランが集まった小さな街ですが、今まさにコペンハーゲンにいるかと思うほどエキゾチックな街並みでした。

1997年の開園当時から年間200万人の入場者を保っていましたが、年々来場者が減少し様々な夢を育んでくれたチボリ公園は2008年12月に閉園となりました。

時は流れ北口に残る時計塔から流れる音楽を聴くとかつてチボリ公園で繰り広げられたパレードやミュージカル、楽隊の演奏、ライトアップされたチボリタワー等があざやかによみがえってきます。