その美しい小さな村にはじめて迷い込んだのは2001年9月の事でした。 「日本の棚田百選」に認定されている事を知ったのはずっと後になってからです。
青鬼集落は白馬村の北東端の山腹に位置しています。明るく開けた空間からは北アルプスの五竜岳や鹿島槍ヶ岳が眺望出来、その雄大な姿に心打たれます。 江戸時代後期から明治後期にかけて建てられたこの集落の住戸はカブト造り屋根と呼ばれ、独特な景観を見せています。 平成12年には「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。 青鬼集落に遅い春が訪れると花はいっせいに咲き、山間の静かな里は白馬の見事な桃源郷となります。