<赤レンガ駅舎/東京ステーションホテル>

     写真は復元工事前
   
 
 photo by T.Takahashi


赤レンガ駅舎として馴染みの東京駅丸の内駅舎は保存・復元工事がほぼ完成し、創建(1914年)当時の姿をお披露目すべく静かに時を待っています。
赤レンガに白い帯状の石は19世紀のイギリスで流行した建築様式で何とも華麗なアクセントを呈しています。

デザインを手がけたのは近代建築の父、辰野金吾であることはご存知の方も多いことでしょう。
「駅」「ホテル」としての機能を継承し、後年加わった「ギャラリー」も今や不可欠な要素となっています。

東京ステーションホテルは駅の創業翌年以来、江戸川乱歩や川端康成などの文豪に愛され、ここで多くの作品が生まれました。
2012年秋には規模も拡大し、充実した都市ホテルとしての華麗なる復活が大いに期待されます。