叡山電鉄貴船口で電車を降りたち、川沿いに歩いてゆくと緑の木々の中縁結びの神様で知られている貴船神社が見えてきます。平安時代の女流歌人・和泉式部もお詣りして歌を詠んでいます。拝殿正面には霊泉があり、おみくじを水に浸すと文字が浮かんでくる「水占みくじ」が人気です。
神社から更に川沿いを歩いてゆくと京都の夏の風物詩、川床(かわどこ)のお店が迎えてくれます。川床は桃山時代の後期に鴨川の中洲や浅瀬に床机を設け遠方からの客人をもてなしたのが始まりといわれています。
涼やかな川の音に耳を傾けるとしばし旅の心を癒してくれるようです。
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